【君と漕ぐ】青春部活小説!感想とレビュー

小説

ハローハロー、皆さん読書してますか?ボクは割といろんなジャンルを読んでいます。
読書は文字を通して色々な体験をさせてくれるので大好きです。著者の方には感謝です。

今回はカヌーを題材にした女子高生たちの青春部活小説「君と漕ぐ」の紹介と感想なんかを書きたいと思います。

出典:Amazon




Contents

武田 綾乃について

著者である「武田 綾乃」さんは2013年に『今日、きみと息をする。』でデビュー。
第2作目にあたる『響け!ユーフォニアム』はアニメーション化もされています。ボクが「武田 綾乃」さんを知った作品も『響け!ユーフォニアム』でした。久々に熱くなる青春小説だなぁ。何か楽器をやっておけばよかったなぁと思いましたが、なによりもこんな青春が送りたかった!と思いました。
今更ですね。機会があれば別記事で感想書こうかな・・・
ー閑話休題ー
「武田 綾乃」さんの小説は人と人の間で揺れる感情がすごくうまく伝わってくる印象です。
特に女性の感情はとてもリアルなんじゃないかと思います。部活動に打ち込む女生徒たちを多く描いている印象ですが、みんな等身大でありながら癖があって、その登場人物の感情が共感できたりと「あーなんかわかるなぁ」ってこころに伝ってくる文章は読みやすいです。

「君と漕ぐ」について

物語は高校1年生の「舞奈」が埼玉の寄居に引っ越して、荒川でカヌーを操る「恵梨香」に出会うことで始まります。そこからカヌーに興味を持った「舞奈」が「恵梨香」を連れて「ながとろ高校カヌー部」に入部。いろいろな人が二人にかかわって物語が進みます。

物語は1年生の「舞奈」「恵梨香」と2年生の「希衣」「千帆」の四人の視点進むことが多いですが、初心者の「舞奈」視点がカヌーの基礎やカヌー界について学ぶさまが多く、残り3人の視点では大会やインターハイ、レース、自分の成長に苦慮する姿が描かれています。

2021年4月現在は3巻まで出版されています。

感想

ボクはカヌーについて書かれている小説は初めて読んだので、やはり新鮮でしたね。大会やレースにては「舞奈」と同じく初めてカヌー界に入った初心者視点でした。
1巻では「ながとろ高校カヌー部」の4人心情がほんとにリアルで、学生の時にスポーツをしていたボクもとても共感できて、特に、2年生の「千帆」のカヌーや「希衣」に対する想いはすごくよくわかります。ずっと一緒にカヌーをやってきた「希衣」とのレースにかける想いのズレや「希衣」から向けられる期待から逃げてしまうところが、スポーツをしていた当時の記憶がよみがえりました。

2,3巻は個性的なキャラクターが増えさらに面白くなりました。またそのキャラクターたちの感情も共感できんですよねぇ・・・

ペア(二人で乗るカヌー競技)でのパートナー通しのやりとり、ペアを決める際の一悶着なんかも、正論と心情が入り混じって心にグッときました。すれ違いやら、乱入やら大きな山あり谷ありといったわけではありませんが、そこが等身大に「君と漕ぐ」の世界に現実味をおびさせていいるのかなと思いました。




レビュー

レジャーのカヌーでは競技であるカヌーという題材を描かれている小説ですが、読みにくさや敷居の高さはありません。純粋に青春を楽しみたい方でも楽しめますし、カヌー競技をよく知らないことで青春物語を邪魔することなく、物語に没頭できます。カヌーと青春がどっちも楽しめるので青春物語をよっ見たい人カヌー競技に興味がある人どちらにもお勧めできる作品です!

さいごに

「君と漕ぐ」を読んでまた新たな世界が開けました。youtubeで動画見たりね。
「武田 綾乃」さんの小説を読むと、青春時代の懐かしさともっと青春したかったと強く思います。
あの頃に戻りたい・・・(´ー`)

本はいいですね、できなかったことが体験できるので。
みなさんもぜひ「君と漕ぐ」を読んでみてください。青春時代を思い出して何かしたくなってからだがムズムズしてきますよ!

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