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【生のみ生のままで/綿矢りさ】読了感想文(微ネタバレ)

小説

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ツイッターで目に入り出版から2年ほど遅れてになりましたが、綿矢りさ さん著の「生のみ生のままで」を読了しましたのでご紹介と感想を書きたいと思います。

上下巻に分かれた本書ですが一気読みしましたので分けずに記載します。




Contents

「生のみ生のままで」のご紹介

出典:Amazon
出典:Amazon

逢衣(あい)と彩夏(さいか)女性同士の恋愛小説。

お互い彼氏と夏のリゾートに出かけそこで出会った二人が東京に帰った後に急速に親しくなり・・・

安心してください彼氏たちは邪魔してきません、むしろいい奴らです。

上下巻からなるこの本は合わせて約500ページになりますが中だるみのない山あり谷ありのストーリーで逢衣の一人称で進みます。

感想

ありったけの愛情を注ぐ彩夏とそれを受け止める逢衣の心情が知りたい!と次から次にページをめくり気づけば上下巻を一気読みしていました。

わたしは異性愛者ですが二人の心情がとても心に響き、綿矢りさの詩的な文章がまた良い。

物語序盤では異性愛者な逢衣と彩夏が一気に恋に落ちていき、告白する彩夏のセリフが印象的で読み終わってから告白シーンを何回も読みなおしました。

「ねえもう好きで好きで抑えられないよ、逢衣を見るだけで身体の細胞が全部入れ替わってしまうくらい好き。どうすれば良いか自分でも分からない。以下略」

「違う。男も女も関係ない。逢衣だから好き。ただ存在してるだけで、逢衣は私の特別な人になっちゃったの。逢衣に会うまで女の人なんてむしろ嫌いなくらいだったよ、どんな魅力的な女の子でもライバルとしか思えなかったし女友達もほとんどいない。でも逢衣だけは性別を超えて、特別の格別の存在として私の目に入ってきた」

引用元:生のみ生のままで

とてもとても力強くてありったけの感情を押し込んだセリフで読んでいて心に静かに響いて、こんな告白されたら嫌でも気になってしまいます。いろいろな本を読んできましたがここまで情熱的な告白は今までなかったと思います。逢衣と彩夏はよく「運命」と口にしますが運命でもないとこんなセリフはでないでしょうね。

二人の生活が平和であってほしいと思いながらもやはりこうなってしまうのか、と心が締め付けられる中盤から終盤にかけて物語の結末に不安を少々抱きましたが、ちゃんとハッピーエンドになってよかったとホッとすると同時に、同性同士の今時らしい繊細な締めくくりに切なさを覚えました。まごうことなきハッピーエンドなんですけどね・・・(゜_゜)

わたしは気に入った物語を読み終わるとその後のお話が気になってしまいます。逢衣と彩夏の二人はどんな生活を送るのか、仕事はうまくいく?カミングアウトするの?してもちゃんと幸せですかとついつい思いをはせてしまいます。逢衣と彩夏はメンタル強そうだから大丈夫かな(笑)

さいごに

女性同士の恋愛小説というとても繊細な内容でなんて感想を書いたら良いのかひじょうに悩みました。

切なくもハッピーエンドの物語にストレスなく読めたので人は選びそうですがぜひ手に取ってみてください。

コメント

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